世界のチーズ専門店。フランス、オランダ、イタリア、スイス、ポルトガル、イギリス、スペインを中心に様々なタイプのチーズを販売
チーズは熟成の力でどんどん味の変わる食べ物です。購入したチーズのおいしさを最大限楽しむための基本の保存方法をご紹介します。
乳清(ホエー)がしみ出たり、脂が浮き出てべったりすることがあるので、ペーパーでその水分を拭き取ります。こするのではなく、上から押さえるようにするか、ペーパーでくるみ上から撫でるようにして水分を取り除くのがポイント。
ペーパーは繊維が出にくい、不綿布タイプがおすすめです。
生きているチーズの呼吸を妨げないため、チーズ専用シート、もしくはオーブン用シートで包むのがおすすめです。もともと包まれていたシートがきれいなら、それを使っても大丈夫です。
ラップはNGです。特有のにおいが移ってしまうので、チーズを直接ラップで包むのはNGです。
専用シートがない場合は、クッキングシートでも代用可。
HISADAオリジナルのチーズ専用シートは、パリ店でも使われる本格派。
紙で包んだだけでは、チーズが乾燥してしまうので、さらに密閉の出来るものに入れます。密閉容器またはファスナー付きのポリ袋がよいでしょう。白かびやウォッシュタイプの場合は、湿度をプラスする意味合いで、軽く水につけたパセリを一緒に入れて。
シェーヴルの場合:外皮は、乾燥気味に保存するのがよいので、中にざるがセットされた容器に保存して。紙に包む必要もありません(アフィネの場合は個別に③と同じ要領で保存します)。
温度が低すぎる冷蔵室やチルド室ではなく、チーズにおすすめなのは野菜室。湿度も冷蔵室より高めなので、チーズの保存に最適です。入れっぱなしにせず、こまめに包みを開いて蒸れを防ぎ、切り口を変えながら切り、期間をあけずに少しずつでも食べることが大切。
青かびタイプの場合:他のタイプに比べて低温で熟成させるチーズです。野菜室では温度が高すぎるので、チルド室での保存が好ましい。
フレッシュタイプの場合:熟成をさせずに新鮮なミルクの風味を楽しむため、冷蔵室で保存!
切り口が常に新しくなっていれば、乾燥せずカビも生えにくく美味しく食べられます。尚、熟成により塩味が強く感じたら、蜂蜜やバターを添えると食べやすくなります。また、乾燥してしまったら、削って粉チーズにすると料理の味を一層引き立てます。