イタリア・ヴェネト州で長年、熟成チーズに携わるカルペネド一家の手掛けるブルーチーズです。カルペネド家の家長、つまり父であるアントニオさんがはじめて熟成にチャレンジしたのは1976年。とある伝説を耳にしたからでした。「戦時中、ワインの樽の中にチーズを隠したところ、変化しておいしくなったと聞き、実際に実験してみるとよい成果が得られました。」これをきっかけにアントニオさんはチーズ熟成士の道を歩むことに。当時イタリアでは、チーズを熟成するという発想はあまりなく、先駆者的な存在となりました。他では味わえない熟成士の情熱と愛情がこもったチーズです。
このチーズと同郷であるヴェネット州トレヴィーゾの甘口ワイン・パッシートでチーズを漬け込み、クランベリーを添えた見た目にも鮮やかなブルーチーズです。青カビの香りとフルーティーな甘みからなるマリアージュで、唯一無二の美味しさが楽しめます。熟成士アントニオ・カルペネド氏の結婚した1961年にちなんで付けられた名前もこのチーズの甘くロマンティックな魅力の一つです。
ベースとなるチーズと青カビをほぐし、なじませ軽く空気に触れさせるとワインと同じく、甘い香りをより一層楽しめます。ワインをたっぷりしみ込んだ外皮もクランベリーと一緒にお召し上がりいただけます。フルーティーなワインとの相性はもちろん、ジェラートの付け合わせにすると魅惑のドルチェの出来上がりです。
重量は目安です。前後する場合がございます。アルコール含有量1%未満です。